最近ではコラーゲンが美容に良いといった事はテレビや雑誌などでも取り上げられていてすっかり有名な話になっていますよね。
コラーゲン鍋やコラーゲンサプリメント、コラーゲン化粧品など様々な物がありますよね。
女性なら誰もがコラーゲンという成分に興味を持っているのではないでしょうか。
コラーゲンの存在はみんな知っていると思いますが実際にどういったものなのか?どんな効果があるものなのか? といった事に疑問を持っている方はたくさんいるのではないでしょうか。
そこで今回はそんな疑問を持っている方達の為にコラーゲンとはどういったものなのかという事やコラーゲンが持っている効果などについて解説していきたいと思います。
そして実際にコラーゲンを取る事はおすすめ出来るのかといった事も紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみて下さいね!
そもそもコラーゲンとはいったい何?
美容の為にコラーゲンを摂取しようとしていてもコラーゲンというものがどういうものなのかという事を知らないともともこうもないですよね。
知っていて摂取するのと知らないで摂取するのとでは全然変わってくると思います。
それではまずコラーゲンとは一体どういったものなのかという事を解説していきたいと思います。
コラーゲンとは、皮膚などを構成するタンパク質の一種の事の事を指します。
タンパク質の中でも弾力性があり、細胞と細胞を結ぶ働きを持っていると言われます。
人間の体内のタンパク質のうち約3分の1はコラーゲンが占めていて、人間の身体を作るうえでは欠かせない成分だと考えられています。
コラーゲンはゼラチンやにかわの原料として、さらに動物や魚の皮や骨にも含まれており、古くから食材としても身近なものですよね。
コラーゲンが多く含まれる代表的な食べ物には、鶏の手羽先や、モツ、レバー、フカヒレ、すっぽんなどがあります。
肌内ではコラーゲンが表皮の下にある真皮の約70%を占め、真皮の中に網目状のネットワークを作って肌の弾力を保っています。
また、真皮と表皮の間にある基底膜にもコラーゲンは存在し、真皮からの栄養を表皮に送る役割も担っています。
そんな肌にとってとても重要な成分であるコラーゲンですが、加齢とともに減少していきます。コラーゲンが減少すると肌の弾力は失われ、たるみに繋がっていきます。
また、真皮から表皮への栄養の受け渡しもスムーズに行かなくなり、肌のターンオーバーが乱れ、シミやくすみができやすくなったりもしてしまいます。
コラーゲンというのはそのままでは水に溶けづらく、消化吸収に時間を要するため、一般的に健康食品へは消化吸収しやすくなるよう加工がされて配合されている物を指すようです。
ゼラチンはコラーゲンを消化吸収しやすくするため、水を加えて加熱し、抽出・精製したものの事を言います。
そしてゼラチンを酵素分解し、分子量を小さくし、さらに消化吸収しやすい形にしたものがコラーゲンペプチドと呼ばれるものです。
水に溶けやすく、冷却しても固まりにくい為、健康食品によく使用されているのがコラーゲンペプチドです。
サプリメントやドリンクなどに書かれているコラーゲンというのはこのコラーゲンペプチドを指している物がほとんどのようですね。
一般的に化粧品に配合される角質層に浸透しやすい成分は、分子量500ダルトン(=分子の質量を表す単位)以下を前提とし、脂溶性のものとされています。
・ 動物性コラーゲン…約30~40万ダルトン
・ 海洋性コラーゲン…約10万ダルトン
・ 加水分解コラーゲン…約1万ダルトン
・ 低分子コラーゲン…5000ダルトン以下
現在進められている低分子コラーゲンの研究では、分子量が500〜1000ダルトンまで小さくなっています。
肌に浸透しやすい成分の分子量は500ダルトン以下なので、通常のコラーゲンでは角質層までの浸透力がなく、肌表面の保湿効果しか期待ができません。
分子量500ダルトン以下の低分子コラーゲンは、角質層まで浸透する可能性はありますが、もともと皮膚は免疫システムを持っており、有害な物質の侵入を防ぐ働きがあるので、簡単に成分が吸収されることはないようですね。
美容におすすめのコラーゲンの摂取方法は?
コラーゲンがどういったものかという事は大体わかったと思います。
それでは次にコラーゲンの摂取する方法はどんなものがあるのかといった事を紹介していきたいと思います。
コラーゲン鍋やフカヒレスープ、手羽先、牛すじなどがコラーゲンを多く含む食事として知られていますよね。
元々コラーゲンの美肌効果が話題になった頃は、このように直接摂取することが美肌に効果的と言われていました。
しかし、しばらくしてコラーゲンは体内でアミノ酸に分解された後、体内でタンパク質に生成されるので、経口摂取しても意味がないという意見も出てきました。
かと思えばコラーゲンの一部は分解されずコラーゲンペプチドになって体内に吸収されるので、肌への効果がないとは言い切れないという発表も。(笑)
このような事からまだ実際にどうなのかといった所がはっきりとしていないというのが現状のようですね。
サプリメントによる摂取は食事同様、効果があるかどうかという事は現状の所、明らかにはなっていません。
サプリメントはあくまで補助食品なので食事で摂取できなかったものをサポートするものと覚えておきましょう
注射による摂取方法は一番即効性があるものになります。
効果には個人差がありますが、半年から1年くらい持続すると言われています。
美容外科クリニックなどで注射を受けることが出来ます。
ここまで摂取方法について紹介してきましたが、コラーゲンは大量に摂取すればいいというものではありません。
コラーゲンは胃の中でアミノ酸に分解されるものですが排出しきれない余分なアミノ酸は脂肪になりセルライトの原因にもなりますので気をつけましょう。
実際美容にコラーゲンはおすすめなの?
ここまでコラーゲンがどういったものかという事や摂取方法について説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
結果コラーゲンは美容の効果があるのかどうかということですが食事によって摂取する方法やサプリメントによって摂取する口からの摂取方法はまだ現在のところ確実効果があるという事は言いきれないようですね。
美容外科クリニックなどで行われている注射による摂取方法は即効性もあり効果もあるという事が言われています。
コラーゲンを摂取するのはあくまで健康補助食品としての感覚で摂取するのがいいようですね!