何年か前からコラーゲンが美容や健康に良いという事が話題になり今ではコラーゲンの健康食品やサプリメント、コラーゲングルメやプラセンタ化粧品など様々な所でコラーゲンを売りにしたものが目に付きますよね。
コラーゲンと聞くとどちらかというと美容に良いというイメージを持っている方がほとんどだと思います。
女子なら誰もがコラーゲンという成分に興味を持っているのではないでしょうか。
コラーゲンは女性が美肌目的に飲むだけではなく足腰を強くするなどといった健康目的でも飲むと効果があると言われています。
最近では健康面での効果も話題になってきているコラーゲンですが実際にどんな効果があるのか?やどのように摂取するのが良いのかといった事は知らない方も多いと思います。
今回はそんな方達の為にコラーゲンが持つ健康面での効果やおすすめする理由などを紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみて下さいね!
なぜおすすめ?コラーゲンの持つ健康的効果とは?
コラーゲンと聞くとまず美肌効果が思い浮かび、健康的効果を知らなかったといった方もいると思います。
ここではまずコラーゲンの持つ健康面での効果とはどんなものかという事を解説していきたいと思います。
美肌効果のイメージが強いコラーゲンですが、もうひとつ重要な働きがあります。
それは丈夫でしなやかな骨をつくるという事です。
コラーゲンの繊維が網の目のように張りめぐり、その中にカルシウムなどのミネラルがしっかりと骨に結びつくのです。
また、関節のスムーズな動きに大切な軟骨も、約16%がコラーゲンからできています。
軟骨のコラーゲンが減ると変形関節症などを起こしてしまう可能性があるとも言われています。
コラーゲンは、人体にあるタンパク質の三分の一を占めていて、人体の細胞構造を作っている重要なタンパク質です。
コラーゲンは人体の全体に分布していて、目の角膜や結膜などもほとんどがコラーゲンで構成されています。
目の組織だけでなく、内臓、血液、関節、骨など、体中のあらゆるところでコラーゲンが働いています。
老眼を引き起こす目の組織の老化にも役立ちますし、疲れ目など老眼を進める原因となる目の筋肉の疲労回復にも効果があると言われているようですね。
コラーゲンを摂取する事により、血管の老化を防ぐことができます。つまり、動脈硬化の原因をひとつ減らせることができるという事です。
また、コラーゲは高血圧にも効果があります。血管の老化を防止することも高血圧には効果的ですが、別の側面からもコラーゲンは高血圧に効果を示しています。
腎臓から分泌されるレニンはホルモン「アンジオテンシンⅠ」を作りだしますが、この「アンジオテンシンⅠ」が酵素「ACE」によってホルモン「アンジオテンシンⅡ」に分解されることで血管は収縮します。
血管が収縮するということは血圧が上昇するということですが、コラーゲンには酵素「ACE」の活動を阻害するペプチドを持っています。 そのため、コラーゲンの摂取は高血圧にも期待が持てると言う事が言えます。
高血圧は動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞・脳出血を引き起こしかねない症状なのでコラーゲンの摂取で高血圧の予防につとめましょう。
年齢を重ねるにつれて、髪の毛にツヤやコシ、ボリュームがなくなり、ヘアスタイルが思うように決まらなかったり、やむなくウィッグをつけたりされる方もたくさんいらっしゃいますよね。
コラーゲンは、肌の内部にあり、ハリやツヤのある肌を保つために必要であるということは肌でも頭皮でも同じことです。
頭皮にしっかりとコラーゲンが行き届いていれば、毛根を形成しているタンパク質の一種ケラチンの合成を促進し、しっかりと根を張るだけでなく、弾力性や柔軟性、保湿性も向上させることができるそうです。
薄毛の一番の原因となる、髪の毛が細くやせていくのも防ぎ、コシのある艶やかな髪の毛の育成に効果がみられるようですね。
アメリカで実際に行われた実験で、一日当たり14グラムのコラーゲンを摂取した被験者が、約10%髪の毛が太くなったという結果も得られているので信憑性もありそうですね。
また、コラーゲンには爪を丈夫にするといった効果もあるようです。
爪が割れやすくなったり変形してしまったりする場合はタンパク質不足が原因の可能性があります。
老化のせいで爪が脆くなった人にコラーゲンを勧めたところ爪が丈夫になったという報告もあります。
健康のためにコラーゲンを摂取するときの注意点
ここまででコラーゲンにはどんな健康的な効果があるかという事を説明してきました。
どんな効果があるのかといった事がわかっていただけたと思います。
次にここではコラーゲンを摂取する際の注意点を紹介していきますね
コラーゲンはタンパク質の一種であるためタンパク質にアレルギー等で反応してしまう方にはおすすめできません。
お肌を生成していく為にはたんぱく質の存在が欠かせないのですが、そのたんぱく質の約30%を占めているのがコラーゲンで、アレルギー等で体調や健康を害してしまうのであれば逆効果になってしまいます。
なので、そのような方であればサプリメントやドリンクを始め、食事に対してもコラーゲンを豊富に含んだ食品は注意する必要がありますね。
また鶏を原材料として作られたコラーゲンに関しては、妊婦さんや授乳中の方であればおすすめ出来ません。
鶏のコラーゲンに対して安全性がはっきりとしていないので、その事から胎児に悪影響を及ぼしてしまう危険性が考えられています。
せっかくコラーゲンを摂取しても食べ合わせが悪いとコラーゲンの効果を半減させてしまうことがあります。
まずは糖質です。コラーゲンを変性させて劣化させる一番の原因が糖化で過剰な糖質は糖化をまねき、タンパク質にAGEを増やしてしまうので良くないそうです。
もう一つは揚げ物など高脂肪食です。
揚げ物も糖化を促しますが、それとは別に善玉ホルモンのアディポネクチンという成分を減少させてしまうことで繊維芽細胞のコラーゲンの合成を低下させてしまうそうです。
糖質と脂質の摂り過ぎと摂り方には注意したほうがいいようですね。
コラーゲンは健康を保つために本当におすすめ出来るのか?
ここまでコラーゲンが健康面にとってどんな効果がありおすすめ出来るのかといった事を紹介してきました。
実際、コラーゲンは様々な健康面や体の機能の部分でのプラスの効果があるようですね。
ただ食べ合わせだったりと注意点もあるのでそこはしっかりと知っておく必要がありますね。
コラーゲンを摂取するのはあくまで健康補助食品としての感覚で継続して摂取するのが良さそうですね!